研究内容

【新規理論の開発】

世の中には様々な理論が存在し、それらの多くは有償・無償で公開されているプログラムパッケージで使うことが可能です。しかし、それら既存の理論・プログラムを用いても、検討できないシステムはたくさんあります。そのようなシステムに独自のアプローチで切り込んでいくために、様々な手法を開発しています。

    • bridge関数を導入した高精度溶媒和計算手法の開発
    • 量子化学計算に基づく非経験的分子間力ポテンシャルの作成
    • RISM法に基づいた量子・古典ハイブリッド法の開発

【化学現象の理解を目指した独自の解析法の提案】

理論研究においては、理論を開発するだけでなく、理論を使いこなすことも重要です。特に、用いている理論の短所を意識しながら、その理論の長所を最大限生かすことが重要だと考えます。我々は独自に開発してきた手法や既存の手法を組み合わせることで、我々にしかできない解析法の提案を目指しています。

    • 溶媒和を考慮した励起状態計算とエネルギー失活過程の解析

 

    • 水溶液中における互変異性化反応の解析